{Day-9}スペイン・ネルハへの道のり
旅から帰ってきて一年ぶりにまた日記を書きだそうと思っているのだけど、
日記帳であるクロッキー帳を久しぶりに開けてみた。
中にはたくさんの日付と滞在場所のみ書かれた空白のページ。
毎日が奇跡的な出来事が起こりすぎて、まず日記が間に合ってない。
さまざまな想定外のハッピーな出来事が次から次へと起こるものだから
余韻にひたることすらする時間もなかったくらいなのだった。
でもどうしてもこの旅を記録に残しておきたいから
がんばって思い出すことにします。うん。
ケルン出発
約1周間、結局ほぼ荷物を置かせてもらったってだけになっちゃったけど、
サッカーのコーチを頑張っている旧友とバイバイをして
ケルンからデュッセルドルフに戻ります。
2両編成ほどのローカルな電車に乗り、ケルンまで向かい、
その後30分くらいなのに14ユーロくらいする電車に乗ってデュッセルドルフまで。
ちなみに駅員が回ってこない限り切符を買わなくてもバレないけど
バレたら500ユーロくらいの罰金がとられるらしいです。
ドュッセルドルフから、空港へ向かうスカイトレインにて、
どうやら降り口が1.2.3箇所とあるようだ、ということに気づく。
まず、もちこ、wifiなし。自分のフライトが何番ターミナル発なのか、家を出た時はまだ未定だったのだ。なむなむ。
ということで目の前にいた背の高いドイツ人にすかさず話しかける。
「わたしの飛行機air belrinでスペインのマラガ行きなんだけど、どこで降りたら良いか分かるかな・・・」
すると超ナイスなイケメンドイツ人、携帯で調べ始めてくれた・・・
下車ギリギリでどこの駅で降りたら良いかが判明して、彼と一緒の駅だったので、その後もおしゃべりは続く・・・。
どうやら彼もこれからマラガからドイツへ里帰りしてくる彼女を迎えに空港まで来たらしい。なんという偶然。
奇跡的なことばかり起こるから、ちょっとした偶然も更に特別感を増してくる。
「have a great time:)」とかなんとか言って、笑顔で彼とバイバイした。
その後Air Berlinのチェックインを済ませ、ゲートでしばし待機。
ドュッセルドルフはたくさんの企業があり、日本人も多く住む地域らしい。
おそらくここに住んでいるだろう日本人家族を目撃した。
機内にて
さて、ようやくAir Berlinに乗って、スペインのマラガへ。
LCCなので、フライト内での機内食は大したものではなかった記憶。
機内で、確か日記を少し書いていた。
すると、隣りにいた外国人からいきなり日本語で話しかけられた。
外国人:「日本人ですか?」
もちこ:「(。・・。)!?!?!」
あまりにも流暢な日本語を話してくるものだからびっくりしてしまった。
日本語で日記を書いてたから、いつか話しかけたいと思っていたらしい。
何を話したのかはすぐ思い出せないのだけど、
しばらく話が盛り上がり、ようやく
「なんで日本語話せるの?」と聞いてみると、
隣に眠っていた髪の黒い女性を指差してきた。
(あ、奥さんが日本人なのね)
彼はドイツ人のようだ。
これからマラガのビーチに行って、クリスマスバケーションを過ごすらしい。
わたしはスペインに着いたらネルハに住んでる友達に連絡しなきゃいけないの、と伝えると、僕の携帯を使っていいとのこと。
ほんとにありがたいと思いつつ、ちょっとドイツ人の性格も知れて面白かった。
細かく気にするタイプのドイツ人なんだな〜って思ったのです。
(携帯料金についてのやりとりにて)
旅をしててなにが面白いっていろんな国民性や価値観を知れることです。
ネルハにいるアメリカ時代のお友達と無事にコンタクトが取れたので、
これからローカルなバスを乗り換えて夜のスペインへと繰り出しますわ。
Hola! Spain! Andalusia!
バックパックに担がれながら、もちこ頑張ってバスターミナルまで向かう。
(むむ、スペイン、超あったかい。え、ここ冬ですか?)
そしてバスが泊まっていたのでバス運転手のおじさんに
「ネルハまで行きたいんだけど、ネルハ行きに乗るための大きなバスターミナルまでまず行かなきゃなんだよね・・?このバスはそこに行く?」
と聞いてみる。
「もちろん!行くって!(wink & thumbs up)」
と、しょっぱなから超陽気なスペイン人と対面して、うぎゃーとテンションの上がるもち。
「どこで降りるか教えるからここに座りな!」
と親切にしてもらいました。
バスターミナルにて
バスの運転手さんと「Adios!」と陽気に挨拶を交わしバスを降りた後、
なんだかカオスなバスターミナルをウヨウヨ放浪する・・・。
(え、意味がわからない。しかもなにこれこの列、無理っしょ。笑)
※列とは番号が振られたチケット売り場から伸びる長蛇の列のことです
バススケジュールを予め調べてはおいたんだけど、乗りたいバスはもうすぐ出発しそう。
でもおそらく頑張って並んでチケット取ったんだよね。そして全然英語が通じなくて半分訳わかんなかったよね笑
ま、なんとかネルハ行きのチケットを変えたので、バス乗車。この時点で既に夜の8:20頃だった。
辺りは真っ暗。そして、途中のバス停に到着しても、一切どこかっていう場所のアナウンス無し。笑
そして誰一人英語がしゃべれない!!
これはまずい。と思ってとりあえず前の席のスペイン人老夫婦に頑張って
「ネルハに着いたら教えてください!」と伝える。(もちろん彼らも英語できない)
ゆらゆら揺れること1時間ほど、
「次がネルハだよ」と教えてもらい、そわそわそわそわしだすもちこ。
(着いたらすぐに友達のパンチョに連絡しなくちゃ。でも公衆電話なんてあるの?電話誰かに借りれるかな。いや、まず人が居なそうだよ)
そして、「着いたよ!」と言われたので、もちこは重いバックパックを背負い外に出た。
降りて速攻その辺にいたスペイン人に携帯があるか聞いてみると、そこに公衆電話があるって教えてもらってなんとか電話をかけることに成功。
電話を切って一安心。重いバックパックを持ち上げたその瞬間、
「あ!パソコンケースがない!!!」
やば!バスの中にバックパックの後ろに隠して置いておいたのに、出るとき焦ってバックパックだけ担いで出てきてしまった・・・(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
ということで即座に後ろを振り向くと、まだそこにはバスが・・・!!!
ダッシュで戻り、「中にパソコン忘れたんだ!」って運転手に伝えると
乗客みんなが何があったんだ・・って感じでそわそわしだす。
注)みんな英語通じません。。
わたしが座ってた席には、もう既に別の人が座ってるし、
シートもそんなに広くないし、まず辺りを見回すのが大変。。
そして乗客がスペイン語で
「どういうバックなんだ!?」って多分聞いてくる。
いや、ぜんぜん分かんない。なんていったらいいか。
すると運転手が、「もう次の到着点に行かなきゃいけない時間だから、もう無理だ!」なんて言い出すから、「えーーー」ッと思ってゴネていると
同じくネルハにて下車した2人のアメリカ人も心配して一緒に探してくれた。
でもどうやってもないので、仕方なくバスを降り、がっかりしていたその時、
バスの窓際から手を降ってくる中東系の男性が・・!
「あ、アイツわしの座ってたとこの反対側にいたやつやん!!!!」
アメリカ人と絶句してた。
「アイツだけキョロキョロしてて怪しかったのよ、I should have asked him....!!!」
すっごい悔しかったけど、まぁ、ちょっと荷物多すぎたもんな。抱えきれんかった。
良い学びでした。
でも驚くべきことに、助けてくれたアメリカ人の地元はシアトルだった。
シアトルといえば、わたしの道場・・・笑
(2年間留学して鍛えられた特別な場所なのです。)
そんな偶然にビックリしているところに、アメリカ時代の友達、パンチョくんが登場。
パンチョ「Hey Miha~!!!!」
もちこ「Hey Pancho! Long time no see!! But I just got theft!!! lol」
アメリカ人とパンチョに何が起きたか説明して、とりあえずパンチョの車に乗り込みホテルへチェックインに向かう。
すると陽気なラトビア人の男の子が迎えてくれた。
もちこの部屋は一番安いドミタイプのお部屋のはずだったんだけど、どうやらハイシーズンではないことからワンランク上がったシェアのお部屋になりました。
チェックイン完了、とりあえず明るい気分になれるようにって、パンチョが気遣ってくれて、繰り出した先はパンチョの昔からの知り合いがやっているネルハでとても美味しい生ハムを出すバル。
生ハム、やばい。こんなん食べたことない。。
え、オリーブ、ただのオリーブらしいのに超美味しいんですけど!!!
とにかく太陽の恵みをたくさん浴びた食材に感動しまくった。
そして信じられないほど安い。意味がわからん。
その後甘いシェリー酒で有名なダンスやショーが行われる違うバルに連れてってもらった。
ていうか美味しいし、何より既にもう全然違ったヨーロッパの国を堪能しまくらせてもらってるし。。。まぢでハッピーすぎるのですが!!
スペイン人、朝方まで飲み明かすのが文化として当たり前らしく、バルはどこも遅くまでやっているんだって。だからシエスタという昼間の中休みが長いようよ。笑
バルの説明については、詳しく後ほど編集しようと思います。
お店を出る頃には1時は過ぎてたかな。
明日はパンチョの家族がパーティをやるということで参加させてもらうことに*
楽しみにしながらねまるです。